投資に役立つ?行動経済学?人ってあんまり合理的ではないらしい

もともと歴史の長い経済学という学問において、新たな理論を提唱する際“人は合理的な経済行動をとる”という前提が置かれていました。 しかし、理論ではなく人々の実生活をみていると、どうやら僕たち人間(いや、鳥だけど)は到底合理的とは言い難いような行動を取ることがしばしばあるようなんです。

かぶと

心当たりがあるなぁ

行動経済学とは、これまでの経済学の理論だけでは説明しきれないような、人々の実生活での行動を理論に反映させるべく、心理学などの視点も合わせて研究していこうという比較的あたらしい学問のことなんです。

このページでは、その中でも得に今後の資産形成や仕事、教育等をしていく中で役立てられそうなお話をピックアップしてみました。 是非、実際のご自身の行動を思い出しながら読んでいただけたらなと思います。

具体的には以下の3つ。

  • アンダーマイニング効果
  • プロスペクト理論
  • 極端回避性

では早速ご紹介していきます。

アンダーマイニング効果

アンダーマイニング効果…報酬をもらうことで、今までの行動に対するやる気がなってしまう!?

例を見てみましょう。 「子供が小学校で新しい理科の実験をして大変楽しかったらしく、その後も熱心に理科の宿題に取り組んでいる。 それを見て嬉しくなったお母さんは、毎日宿題が終わるとご褒美にケーキを出してあげるようになりました。 しかしある日、お母さんがケーキを買ってくるのを忘れてしまったもよう。 すると子供は、ケーキがないなら宿題はやんない!と駄々をこね始めてしまいます。 あれ?はじめは自ら楽しく宿題をやっていたのに… いつの間にか宿題よりケーキの方に気が向いてしまっていたみたいです。」

この場合、ケーキがなくても元々もう理科には飽きてしまっていたという可能性も否定はできません(笑) しかし、実際にこの効果をまじめに研究した論文等も発表されており、ケーキをあげるという報酬を用意しなければ、もしかしたらずっと理科に没頭する研究少年になっていたかもしれないですね。

かぶと

自ら何かを楽しんでいる人に報酬を与えると、元々の行動にやる気が出なくなってしまうかも!

プロスペクト理論

プロスペクト理論によると…利益を得るときは確実性を好み、損失を防ぐためにはリスクを厭わない

有名な例があります。

これから2つの質問をしますので、自分だったらどちらを選ぶかそれぞれ考えてみて下さい。

【問1】あなたはどちらかの選択肢を選ぶことが出来ます。

A、 無条件で1,000万円を貰える。

B、コインを投げて表なら2,000万円貰えるが、裏なら1円も貰えない。

では、同じような質問をもう一度。

【問2】今度は少し状況が変わり、あなたは今カジノで大負けし2,000万円の借金を負ってしまったという設定です。

A、 無条件で1,000万円の借金を返済できる。

B、 コインを投げて表なら2,000万円全額を返済できるが、裏なら1円も返済できない

さて、問1、問2、それぞれどちらを選んだでしょうか?

かぶと

僕は問1がAで問2がBだよ!

どうでしょう?

多くの人は、かぶとちょうと同じ回答を選ぶことと思います。

これは言い換えると、利益を得られそうな時は金額が少なくても確実性を好み、損失を回復したい時はリスクが上がってもより多くの金額を返済したいという気持ちになりやすいという心理を表します。

これがもし株式投資だったら?

利益確定は小さく早く、損切りはいつ迄もせずに含み損をだらだら抱える。まさにそんな状況に陥ってしまいそうですね…。

かぶと

人は置かれた状況に惑わされやすい。しっかりと期待値を考えよう!

極端回避性

極端回避性というのは…選択肢の中の両端は選びにくい/なんとなく真ん中を選びがち

例えばこんな選択肢があったらどうでしょう?

初めて入る定食屋さんの3つのメニュー。

  • Aセット500円
  • Bセット750円
  • Cセット1,000円

コスト重視の節約家、食費にお金を惜しまないという美食家、一般的なバランス派。

色々な人がいるのは当然のことですが、みなさんはいかがですか?

次は舞台も変わり、居酒屋の飲み放題コースが以下のようにあったとしたらどうですか?

  • Aコース3,000円
  • Bコース4,500円
  • Cコース6,000円
かぶと

どっちもCだよ!Cでお願いするよ!

…なんて贅沢な鳥なんですかね。

それはさておき、一般的なバランス感覚を持った人々は、なんとなく無意識に真ん中のBを選んでしまいそうになりませんか?

人は、複数の選択肢を提示されると、特にこだわりがない限り、なんとなく真ん中の選択肢を選んでしまいがちになるというお話です。

どこかお店に入った時、営業マンからプレゼンを受けている時、実は相手方は、初めから真ん中の選択肢を狙って価格設定をしているかも知れません。

本当にその価格が適正なのか。判断の難しいことも多いとは思います。ただ、資産運用や投資に目を向け始めると、少し金額の大きな話や、選択を自分で選ばなければならない場面も増えてくると思います。

そのような時に、なんとなく雰囲気で真ん中を選んでいるようでは、極端な言い方をすればいつ誰に誘導されないとも限りません。

かぶと

冷静に価格設定に目を向けるという癖が大切だね!

おわりに

今回は少し目線を変えて、人の心理的な部分についてお話してきました。

おもしろい・役に立ちそうな効果や事例を抜粋してみましたが、今後も都度ご紹介していきたいなと思います。

資産形成・アーリーリタイアに向けて、気を付けられることはどんどん取り入れていきましょう。

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