好決算なのに株価が下がる?織り込みという考え方。株価は需要と供給で決まる。

気になる企業の決算発表、前年比○○%増益!進捗好調!過去最高益!なんてニュースの見出しを見かけると、ついつい嬉しくなってしまいますよね。

でも、実際にその後の株価を見てみると…

かぶと

あれ?思ったより上がらない?それどころか株価下がってるよ…

こんな経験ってありませんか?

せっかく好決算だと思って買ったのに株価が下がるなんてガッカリですよね。

決算の内容は良かったのになぜなのでしょうか?

今回は、「好決算なのに株価が下がる事は不思議ではない」というお話していきます。

好決算なのに株価が下がる理由は、みんなの予想の範囲内だったから

株式市場の参加者の大多数が「この企業は好決算で当たり前」と事前に予測している場合、もともと分かっていた事を発表されたからと言って、そこで新規の買い注文を入れることは少ないという事です。

そもそも株というのは、どこかの誰かが買ったり売ったりするから株価が変動するわけですよね。(主体が人ではなくシステムかも知れませんが)

いくら好決算であっても、後から高値で買う人がいなければ株価は上がりません。このように考えると、好決算でも株価が下がるのは不自然なことではないのです。

決算発表のあったこのタイミングで株を売っておきたい」と思う人が多い状況であったと考えられますね。

また既にみんなが想定済みで株価に反映されていたことを「織り込み済み」と表現することが多いので覚えておきましょう。

逆に決算内容が悪くても株価が上がることもある

好決算で株価が下がる場合もあれば、逆にイマイチな決算内容であっても株価が上がる場合もあります。

例えば赤字決算であっても株価が上がる可能性があるということです。

多くの参加者予想が「どうせ赤字だろう」という企業が、予想よりも少し赤字が少ないとか、わずかでも黒字になったという場合、たとえあまり儲かっていない企業であっても、株価としては大幅に上昇する可能性もあります。

かぶと

毎回テストで0点を取るのび太君が、もし30点でも取れたら見直されるかも知れないって話だね。

市場参加者の予想を知ろう

ここまで、好決算であっても株価が下がることがあり、逆にイマイチな場合も株価が上がることもあると分かりました。

つまり株価の動きというものは、市場の参加者の予想によって大きく左右されるという事です。

そうなると、「市場の参加者の予想はどのくらいなの?」という疑問が生じてくると思います。

プロの市場関係者達の予想平均値のことを、一般にコンセンサスと呼びます。このコンセンサスを知るには、ネット証券の口座を持っていれば簡単に見ることが出来ます。

例えば松井証券では、コンセンサス情報に加え、アナリストのコメント付きレポートなども合わせて無料で読むことが出来ますよ。他証券会社でも各種サービスが豊富ですので、是非無料で口座開設しチェックしてみましょう。

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 引用:松井証券HP

気になる企業の決算発表予定日は把握しておこう。

まず、気になる企業がある場合、必ず決算発表の時期も把握しておくことが大切です。

決算発表の前後は株価の上下変動が大きくなることも多いため、迂闊な売買は大けがに繋がる恐れもあります。

慣れないうちは、決算発表を通過して、値動きが安定してからの売買が安心ですよ。

決算発表予定日の調べ方

日本の上場企業においては各社、年に4回3ヶ月毎に開示をしています。

第一四半期、第二四半期(中間)、第三四半期、通期(本決算)というように3ヶ月毎に発表されます。

具体的な発表日程については

  • 日経新聞電子版
  • ネット証券のHP
  • 株式ニュースサイト

などでチェック出来ます。日程を確認するだけですので、見やすいサイトを選んで活用しましょう。

【まとめ】好決算は一つの材料でしかない。買う人がいるから株価が動く

好決算なのに株価が下がる理由をイメージして頂けましたでしょうか。

株式投資において、株価は買い手と売り手の需要と供給で決まります。決算の数字で株価が決定するわけではありません

一般的なモノやサービスの価格形成の原則と同じことです。人気があれば高値でも売れますし、流行が終われば安売りされるという訳ですね。

株式市場では、現時点ではなく数か月先の価格水準を考え、先取りしようという参加者も多く、それが価格形成に大きな影響を与えます。

市場参加者が

  • どの程度先を見ているのか
  • どんな材料を重視しているのか

といった要素を意識して、株式投資に取り組むことで、見えてくるものがあるはずです。

参加者の需要と供給のバランスで株価は形成されていきます。決して決算の内容で株価が決まるわけではないというイメージを持つ事が重要です。

今回のお話は個別株投資だけでなく、市場全体の動向を掴むためにも必要な考え方です。以下リンクでは、現役ディーラーによる株式相場の勉強法を解説しています。是非ご覧ください。

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